こどもは、脳をはじめとする神経系の発達が未熟であるため、けいれんを起こしやすく、特に熱性けいれんが多く見られます。てんかんもこどもに起こりやすく、この他嘔吐や下痢などに伴う脱水、髄膜炎や脳炎、強い興奮、テレビの光刺激などによって起こる場合があります。
観察のポイント
・どのようなけいれんか。
からだが弓なりになり、手足を突っ張る。
手足を伸ばしたり縮めたりして、がたがた震わせる。
頭をこっくりするようなしぐさをする。 etc
・どのくらいの時間続いたか。
・たびたび起こったか。
・どのような状況で起こったか。
手当
・衣服をゆるめ、楽に呼吸ができるようにします。
・けいれんを起こしている間は、強く揺さぶったり、無理に押さえつけたりしません。
・けいれんを起こしている間は、ベッドからの転落を防いだり、周りの玩具を遠ざけるなど、こどもの安全を確保します。
・吐くときは、吐いたものが気管に入らないように、からだを横に向け、気道を確保します。
・けいれんが短時間で治まり、機嫌がよく、意識がしっかりしていれば、静かに休ませ、様子をみて受診します。
・次のような場合には、119番通報し救急車で直ちに医療機関に搬送します。 けいれんが長時間続く。
けいれんが繰り返す。
けいれんが治まっても意識が戻らない。 etc
※けいれんの発作中、歯の間に割り箸やタオルなどを入れると、舌や口内をきずつけたり、舌を奥に押し込み、呼吸困難を起こすことがあるので、してはいけません。
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